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プラド美術館展
大阪市立美術館 2006年7月15日(土)〜10月15日(金)東京都美術館 終了いたしました。 2006年3月25日(土)〜7月2日(日)

プラド美術館とは

プラド美術館
 世界屈指の美の殿堂として知られるプラド美術館は、16世紀以降のスペイン王家によって収集された、イタリア・ルネサンス、北ヨーロッパ、スペイン宮廷画家などの絵画に加え、修道院等が所有していた宗教画などをもとに1819年フェルナンド7世によって開設されました。7000点を越える絵画コレクションのなかには、宮廷画家であったベラスケス、ゴヤの生涯を網羅する代表作のほか、ティツィアーノ、ボッス、ルーベンスをはじめとするイタリアやフランドル絵画の一級のコレクションも含まれており、ハプスブルクとブルボンのスペイン王朝の栄華を今に伝えています。

◆ 芸術家による芸術家のための美術館
 プラド美術館は、スペイン絵画はもとより、16、17世紀を中心とするイタリア、フランドル絵画の比類無きコレクションで知られます。

 ボッス、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、リベーラ、ムリーリョ、ゴヤの作品については世界でもっとも豊かなコレクションを有し、特にティツィアーノやルーベンスについてはプラド抜きでは語れぬ程です。プラドならではの、こうした際立った強い”個性”をもつコレクションは、同時代の優れた画家たちに助言を受けた歴代スペイン国王の趣味嗜好を色濃く反映しているといえるでしょう。

 プラドはさらに、ラファエッロ、ファン・ダイク、プッサン、クロード・ロランら西洋絵画の巨匠たちの重要作品も所蔵しており、まさに世界屈指の絵画の殿堂といえます。

 一方で、プラドにある作品で巨匠たちの関係に思いを馳せることができます。例えば、ルーベンスはスペインを訪れた際、ティツィアーノの作品を多数模写しています。また反対に、宮廷画家であったベラスケスは、スペインを訪れていたルーベンスと出会い感化を受け、また王宮にあったティツィアーノの作品からも大きな影響を受けています。ゴヤの作品にはベラスケスへのはっきりとした敬意がうかがえますし、有名な《裸のマハ》には、ティツィアーノが描いた裸婦像とのつながりを見てとれます。

 その後もピカソが、ベラスケスの《ラス・メニーナス》に着想を得た作品シリーズを描くなどしています。巨匠たちが先達の描いた作品を熟視し、刺激を受けて新たな名作を生み出す。これがプラド美術館なのです。


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