(C)2004, Succession H. Matisse, Paris/ SPDA, Tokyo 

 

2004.12.12 展覧会終了。ありがとうございました
  本日最終日。会期終了間際になって、入場制限をしなければならないほど混雑しました。10日の金曜日からは連日1万人以上の方が来場され、最終的には45万2452人の来場者をお迎えし、夕方には準備したカタログも完売してしまいました。
閉幕するとすぐに撤去作業です。5年以上かけて準備してきた展覧会だけに関係者の思いは複雑です。作品の返却にあたっては、輸送に付き添うクーリエと呼ばれる美術の専門家たちが次々と来日していますが、皆さん口々に「海外でもこんな大規模なマティス展は海外でも見たことがない」と言っています。とは言え、撤去のために作品がひとつ外されるだけで、展示室の雰囲気は変わってしまい、展覧会が終わったことを強く感じます。
会場となった国立西洋美術館では次の展覧会として「再発見された神秘の画家 ジョルジュ・ド・ラトゥール展」が3月から催されます。ラトゥールはイタリアのダ・ヴィンチ、オランダのフェルメールと同様、真筆が少なく、展覧会開催が難しい作家の一人です。こちらもお楽しみに。
 
2004.12.07 間もなく閉幕。あと5日です。お見逃しなく!!
  3ヶ月という長い会期でしたが、もうすぐマティス展も終了です。
作品の返却のための連絡業務でしばらく更新が滞ってしまいました。会期終盤ということもあり、会場には予想以上のお客様に来場いただき、本日は40万人の来場を記録しました。
世界各地の約40の美術館や所蔵家との連絡では「一日も早く返してほしい」と言われ、そんな風に言われるとかえって、ずっとこのまま日本においてほしい気がするから不思議です。
マティスの作品を数多く所蔵する美術館は、いくつかありますが、今回のマティス展は、制作の息吹を伝えられる展示内容になっているのではないか、と思います。同じ展覧会は2度と実現できません。
ご覧になっていない方には、是非とも会場にお越しいただきたい、と思います。

2004.11.09 撮影の舞台裏
  展覧会の紹介のためにテレビや新聞、雑誌でマティス展が取り上げられているので、多くの方は何らかの記事をご覧いただいていると思います。しかし、高級ファッション誌のハーパース・バザー12月1日号をご覧いただいた方は、これまでと違う展覧会紹介に目を見張ったのではないでしょうか。
これはファッションとアートのコラボレーションをキーワードに同編集部と協力して実現した企画で、高級ブランド服を着た女性モデルをマティス展会場で撮影してたものです。美術館で作品と一緒に撮影するのには、美術館の理解、所蔵者の了解、著作権者の了解、撮影者の制作意図との調整など様々な条件があり、こうした企画は通常断念することが多いのですが、関係者の多大な理解とご協力で誌面掲載にこぎつけました。
撮影にあたっては、美術館や所蔵者から照明に関して特に厳しい注文があり、作業は非常に難航しました。照明に関して厳しいのは、光を当てることで作品が退色していくからです。窓際に置きっぱなしにした印刷物が色あせるのと同じ理屈です。ジャズの原画シリーズやポリネシアなど切り紙絵作品が展示される機会が少ないのも、特に光に弱い作品であるためです。
最終的には、何秒間もシャッターを押し続ける長時間露光の撮影とすることで解決しました。シャッターを押している間、動くことなくポーズをとるモデルさんを見て、写真黎明期の撮影を連想してしまいました。
写真の出来上がりも素晴らしいので、読者の皆さんにも見ていただけたらと思います。

2004.10.29 マティス展をゆったり見るには...
  会期の前半を折り返し、来場者が20万人を超えました。
展覧会に携わる立場としては、大勢のお客様に来場していただきたいところですが、どうせ見るならゆったりした雰囲気で鑑賞してみたいものです。出版社の方から「いつ頃行くのが良いのか」という質問を受けて、会期末が一番混むと言ったところ、びっくりされていました。流行の映画は時間が経てば空くというのは良く聞きますが、話題となる展覧会で会期末が空く例はまず見当たりません。これは映画と違って二度目がないことや、会期の延長が難しいからからかも知れません。まだ会期は1ヶ月以上ありますが、できるだけ早めに来場されることをおすすめします。
なお、比較的会場がすくのは、ランチタイムや夕方の閉館間際。特に閉館時間は従来よりも30分遅い17時30分(金曜日は従来通り20時)ということもあり、16時以降ができるだけゆったり鑑賞したい方にお勧めできます。もちろん、会期終盤になるとこの時間も混んできますのでご注意を。
ちなみに土日は今のところ、平日より多少混雑する状態です。

2004.10.25 会場に新たな見せ場が加わりました
  グッゲンハイム美術館から担当者が来日し、「イタリアの女」が展示されました。会場で隣に並ぶ「グレタ・プロゾール」(ポンピドゥーセンター・国立近代美術館蔵)は同時期に描かれており、マティスの専門家によれば非常に意義があることなのだそうです。制作途上にあったこの2つの作品とマティスが一緒に写った写真が残されており、マティス展開催に当たってはぜひ実現を、ということでポンピドゥーとグッゲンハイムの担当キュレーターにご助力いただいたものです。マティス展をご覧になっている方も、そうでない方も来場されたら是非2つの作品を見比べてみて下さい。

2004.10.16 第2回記念講演会が行われました
  今回のマティス展の監修を担当したお茶の水女子大学の天野知香助教授が『アンリ・マティス、プロセスとヴァリエーション』をテーマに講演会を行いました。数多くの事例を紹介しながら、マティスを見る新たな視点を語る2時間となりました。
次回は11月13日(土)から国立西洋美術館の田中正之主任研究官による講演会です。テーマは「マティスの彫刻におけるプロセス」です。

聴講希望の方は次の通りにお申込み下さい。

往復はがきに、氏名(1枚につき1名限り)、住所(返信用はがきにも)、電話番号、希望日(11/13)を記入の上、下記の宛先まで送付下さい。締切は10月30日(消印有効)。応募多数の場合は抽選となります。

宛先:〒110-0007東京都台東区上野公園7-7
   国立西洋美術館『マティス展』講演係


2004.10.08 素敵なお客様が来場しました
  雨の日の夕方、シンガーソングライターの松任谷由実さんとイラストレーターの安西水丸さんが会場に見えました。ユーミンが"北青山のマティス"と呼ぶ安西さんと楽しげに観覧、その様子が読売新聞紙面に紹介される予定です。ちなみにユーミンが今度のマティス展に来場するのはなんと3度目。さすが世界で一番マティスに詳しいアーティストです。
この日、来場者が10万人を記録しました。

2004.09.18 秋澄めりマティスの赤も青も好き
  マティスを題材にした吟行会が行われました。タイトルにした句もその一つ。俳人の黛まどかさんが主宰する「月刊ヘップバーン」の会員など約20人が参加したものです。美術作品を前に吟行会、というのも風変わりな感じがしますが、終了後に行われた黛さんの選句をはじめ、会員を対象にしたウェブサイトの掲示板ではいろいろ盛り上がっいるそうです。美術展もいろいろな楽しみ方があります。
ヘップバーンのサイトは http://www.homepage3.nifty.com/hepburn/

2004.09.15 特別内覧会『マティスの夕べ』が行われました
  マガジンハウスとのコラボレートで実現した『マティスの夕べ』(読売新聞社主催)が行われました。新・女性誌『BOAO』の新創刊を記念して企画されたもので、読売新聞、GINZA、Hanako、ananなどで参加者を募集し、招待された約300名が閉館後に催された内覧会を楽しみました。BOAOの鉄尾周一編集長などの挨拶のほか、特別ゲストとして来館した銅版画家の山本容子さんによるギャラリートークが行われました。山本さんは作品を前にしながら、「完成されていないように見えるが、実はそうした作風で豊かな表現を生み出しているのがマティスの素晴らしいところ。マティスの絵からは、風が通り光が回っているのが見てとれる」と熱心に解説してくださいました。
展覧会を見終えた皆さんが、満足した表情でミュージアムショップで買い物をされている光景がとても印象的でした。

2004.09.12 変な外国人?
  この日までにご来場された方は、作品と印刷物を見比べながら一生懸命作業をしている外国人にお気づきになったかも知れません。ほとんどの方は「何をしているのだろう」と不思議に思ったのではないでしょうか?
彼の名はジョルジュ・マティスさん。アンリ・マティスの子孫で、ポストカードやカタログの色校と呼ばれる作業をしていたのです。美術品の印刷は、照明の具合や印刷する紙やインクの違いなどで非常に難しいのですが、マティスの作品の場合、特に厳しく管理されています。例えば、ポスター一つをとっても、すべてパリに色校と呼ばれる見本を送り、印刷の許可を得る必要があります。
ジョルジュ・マティスさんによれば、できるだけ実物を前に、できるだけパントーンと呼ばれる色見本と比べ、実際の作品の色をデザイナーや印刷の専門家に指示できるようにしておくのだそうです。彼の今回の作業で、ミュージアムショップで販売する商品が増えます。海外のグッズに比べても品質の高いものが多いので楽しみにして下さい。

2004.09.11 第1回記念講演会が行われました
  マティス研究の世界的権威でポンピドゥーセンタ−・国立近代美術館の副館長でもあるイザベル・モノ=フォンテーヌさんの講演会が国立西洋美術館講堂で行われました。『マティスの色彩』をテーマにした講演に130名の聴衆が熱心に耳を傾けていました。
次回は10月16日(土)14:00からお茶の水女子大学の天野知香助教授による講演が行われます。テーマは『アンリ・マティス、プロセスとヴァリエーション』です。会場は同じ国立西洋美術館講堂となります。

聴講希望の方は次の通りにお申込み下さい。

往復はがきに、氏名(1枚につき1名限り)、住所(返信用はがきにも)、電話番号、希望日(10/16)を記入の上、下記の宛先まで送付下さい。締切は10月2日(消印有効)。応募多数の場合は抽選となります。

宛先:〒110-0007東京都台東区上野公園7-7
   国立西洋美術館『マティス展』講演係


2004.09.10 一般公開始まる
  午前9時半の開館時には、国立西洋美術館の前にはおよそ80人の列ができていました。会場ではポストカードやポスターのほか、リトグラフなども販売され、インテリア用に購入されるお客様が目立ちました

2004.09.09 開会式が行われました
  高円宮妃久子さまをはじめ、アーティストの松任谷由美さんや作家の渡辺淳一さんら招待客約1500人が来館し、マティスの色彩の世界に見入っていました。女性や室内を主題にした油彩画のほか、「ジャズ」シリーズや大きな切り紙絵「ポリネシア」シリーズ、素描シリーズ「テーマとヴァリエーション」などが人気のようです

2004.09.08

全作品の展示が完了しました

2004.09.03

サイトを更新しました

2004.08.24 作品の第1便がパリから到着しました