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展覧会紹介
池袋モンパルナス展  ようこそアトリエ村へ
2011/11/17
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寺田政明《芽》1938年 板橋区立美術館蔵
 今から約80年前、現在の池袋を中心とする一帯に、アトリエ付き住宅が建設され始めました。画期的なこの物件には、画学生や若かりし日の靉光、麻生三郎、寺田政明、松本俊介らをはじめとする画家や評論家、詩人、演劇関係者などが借家人募集のビラや口コミで集まり、彼らは互いの家や酒場で芸術論を交わしました。その中の1人である詩人の小熊秀雄は、この集落を芸術の都、パリのモンパルナスに重ね合わせた「池袋モンパルナス」という詩とエッセイを残しています。

 ところが、1930年代も半ばになると、日本は戦争の暗い影に覆われ、画家たちの中には召集を受け、兵隊や画家として従軍し、絵画による慰問や戦争協力画を描いた者もいました。また、1930年代を中心に若い画家たちの間で流行したシュルレアリスム風の絵画は、戦時中の文化や思想の統制により発表が難しくなりました。

 1945年の空襲によりこの地域も大きな被害を受けました。画家たちの中にはアトリエはもちろんのこと、戦前の作品や画材を全て焼失した者もいました。

 本展では、1930〜1940年代を「池袋モンパルナス」で過ごした画家のうち、板橋区ゆかりの寺田政明、古沢岩美、井上長三郎と彼らの交友の画家、詩人の作品を紹介します。

 絵画、彫刻、詩、資料の展示に加え、今回は彼らの暮らしたアトリエ付き住宅の間取りをほぼ実物大で体感することができるコーナーも設けます。



2011年11月19日(土)〜2012年1月9日(日・祝)板橋区立美術館



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