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展覧会紹介
台湾の心・台湾の情 廖修平・江明賢 二人展
2009/4/7
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左:廖修平 《生活A》 2005年
右:江明賢 《門神》 2006年
 「台湾現代版画の父」といわれる廖修平(りょうしゅうへい)と台湾の今を描写する水墨画家・江明賢(こうみんけん)の2人の作品を通し、戦後台湾美術の足跡を検証する展覧会です。

 廖修平(1936〜)は台北に生まれ、国立師範大学卒業後の1962年に東京教育大学に留学した後、パリに留学し、ヘイターの版画工作室で本格的に版画の各種技法を習得しました。更に米国に渡りニューヨークのブラット・インスチチュートで研究を重ね、1977年に再来日、筑波大学で教鞭をとり版画研究室創設に尽力し、その後米国に居を構えつつ、米国、台湾、大陸などで現代版画の各種技法を伝えました。
 「台湾現代版画の父」と称される彼の作品は、青銅器文様をモチーフとした初期の作品から、「門」、「木頭人」、「四季之敘」、「黙象」、そして近年の「無語問天」などの諸連作があります。各種の生活用品を符号として用いることで東洋的、台湾的な精神を追究し続けています。

 江明賢(1942〜)は台中に生まれ、台湾師範大学美術系を卒業。スペインに留学後、米国に住むこと数年、西洋の美学技法、表現技法を学び、素描・水彩の技法を伝統的水墨画の中に取り入れ、新たな水墨画の道を切り開きました。その後台湾に戻り、台湾、日本、米国、中国などで個展を開くなど国際的に活躍する一方、國立台灣芸術学院、台湾師範大学などで後進の指導にあたりました。その作品は生長した台湾・台中の原風景を土台に、台湾各地の特色ある風景、建築を主たるモチーフとして制作、台湾の風土を的確に描写しています。

 戦後台湾の代表的な作家である両氏の作品77点(展示替えあり)を通し、戦後台湾美術の足跡をたどります。一般公開は7日から5月17日まで。
問い合わせは、同美術館(03・3465・9421)へ。


渋谷区立松濤美術館   2009年4月7日(火)〜5月17日(日)


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