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第32回 「心に残る医療」体験記コンクール 〜あなたの医療体験・介護体験を募集します〜

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第33回入賞作品

<小学生の部> 最優秀賞

お父さんの仕事

照喜納清美(てるきな きよみ)(10)兵庫県

白衣を着ているお父さんは世界一かっこいい。私のお父さんは整形外科のお医者さん。夏休みに特別に仕事の様子を見学させてもらった。

はじめは外来の診察だ。ある子供のかん者さんは、

「いやいや。」

と、お父さんがする治りょうからにげようとしていた。そんなことがあってもお父さんは冷静になってかん者さんの治りょうをしていた。また、あるかん者さんは、足の先から血が出ていてとてもいたそうだった。あまりのいたさに、かん者さんの顔がひきつっていた。9時から2時まで外来のかん者を、40人ぐらい診察していた。かんごしさんは、お父さんが言う前に治りょうの用意をしていた。だから、お父さんもやりやすそうだった。お父さんは、丁寧に、しっかりと、いつもとちがうやさしい声でかん者さんの話を聞いていた。

お医者さんのお昼ごはんはおそい。外来が終わり、2時半になってようやくお父さんはお昼ごはんを食べた。

午後は、入院かん者さんの回診だ。回診では、指や足などに大けがをしている人がいる。みんなとてもいたそうで、予想以上にびっくりした。また、骨折している人が3人ぐらいいて、ギプスをまくところを見た。お父さんも忙しそうだったけど、お父さんを支えるかんごしさんもとても忙しそうだった。

お父さんは外来や手じゅつ、回診、救急の手じゅつなどでいつも本当に忙しい。家に帰ってこない日もある。私は7時間見学しただけでへとへとになった。帰りの車の中ではねてしまった。

私の夢はお医者さん。そう思ったきっかけは、ようち園の時、おでこに大けがをして、お父さんにぬってもらったことだ。その時のお父さんは、とても冷静で、てきぱきとかんごしさんに指示を出していた。この時、お父さんみたいなお医者さんになると決めた。

テレビなどで見るお医者さんは、とてもかっこいい。だけど、本当のお医者さんはかっこいいだけじゃない。目の前にいるかん者さんを助ける使命がある。だから、仕事をしているお父さんはどんなことがあっても冷静だ。お医者さんにはこういう力が必要だと思う。お医者さんという仕事は、本当に大変だけれど、とてもやりがいがあると思う。お父さんの仕事を見て、すごく強く感じた。

やっぱり白衣を着ているお父さんは世界一かっこいい。


(敬称略・学年などは2015年3月7日時点)

  • (注)入賞作品を無断で使用したり、転用したり、個人、家庭での読書以外の目的で複写することは法律で禁じられています。


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  • 主催
  • 日本医師会
  • 読売新聞社
  • 後援
  •  厚生労働省
  • 協賛
  • 東京海上日動 東京海上日動あんしん生命

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