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第30回 「心に残る医療」体験記コンクール 〜あなたの医療体験・介護体験を募集します〜

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第30回入賞作品

<小学生の部> 最優秀賞

大すきなおばあちゃん

明石凌輔(あかし りょうすけ)(9歳)大分・由布川小学校3年

「ただいま。」

ぼくが家に帰ると、おばあちゃんはパチンとまばたきで合図をしてくれます。ぼくのおばあちゃんはきん肉がなくなるなんびょうで、じんこうこきゅうきをつけてベッドにねているからです。でもおばあちゃんは耳で聞いて合図をしてくれます。ぼくはそんなおばあちゃんがとっても大すきです。

だけど時どきおばあちゃんはタンがつまったりしてくるしくなります。だから一日中おばあちゃんのそばにだれかがいないといけません。そんなおばあちゃんのおせわを一生けんめいしているおじいちゃんやお母さんはすごいなあと思います。そして毎日かんごしさんやヘルパーさんが来てくれます。ねつをはかったり、体をふいて着がえをさせてくれます。だからおばあちゃんはいつも気もちよくいられます。

おばあちゃんの調子がいい時は、車イスにのって家の近くをさん歩します。かんごしさんが桜の木の下で

「今日の風は、とってもいいにおいがしますね。」

といいました。

おばあちゃんはまばたきをして、そのあとずっと目をつぶってまるでにおいをかいでいるようにかんじました。ぼくが桜の花を少しとっておばあちゃんに見せてあげるとにっこりしてくれたのでうれしかったです。この間はぼくがそだてたあさがおをいっしょに見ました。おばあちゃんは花が好きなので、来年もがんばってあさがおをさかせたいです。

そしてずっとベッドにねているので、ヘルパーさんがおばあちゃんの体をマッサージしてくれることもあります。

「ずっと横になってると体のあちこちがいたいよね。」

とヘルパーさんが言いました。

「ここはおばあちゃんがとっても気もちがいいとこなのよ。」

とお母さんが教えてくれたので、ぼくは肩をマッサージしました。

「おばあちゃん、気もちいい。」

と聞いたらぼくの方を見てパチンとしてくれました。そしてヘルパーさんとお母さんとぼくでおばあちゃんをマッサージしながら学校のことを話したりしました。ぼくのおばあちゃんは、とっても大へんなびょうきだけど、家に来てくれる先生や、かんごしさんやヘルパーさん、そしておじいちゃんにささえられて大好きな家ですごすことが出来るんだと思います。

ぼくはタンをとったり出来ないけど、おばあちゃんに話しかけたり手をさすってあげたりぼくが出来ることを少しずつやっていきたいです。そしておばあちゃんにもっともっと長生きしてもらいたいです。


(敬称略・学年などは2012年1月現在)

  • (注)入賞作品を無断で使用したり、転用したり、個人、家庭での読書以外の目的で複写することは法律で禁じられています。


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  • 主催
  • 日本医師会
  • 読売新聞社
  • 後援
  •  厚生労働省
  • 協賛
  • 東京海上日動 東京海上日動あんしん生命

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