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ヤン・ブリューゲル(父) 「小さい花卉画−陶製壷の−」 |
ネーデルラントとは、ドイツ語で低い土地という意味で、北海に接するフランスとドイツに挟まれた低地地域の呼称です。現在では、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの三国が、この地域に位置します。
第1章では、16世紀後期と1600年前後の作品が選ばれています。ぺーテル・ブリューゲルの次男ヤン・ブリューゲルの「小さい花卉(かき)画」や「動物の習作」を出品、ルーラント・サフェレィによる「動物を魅惑するオルフェウス」という色彩豊かな写実性の高い動物画も注目されます。また、ハプスブルク家のルドルフU世に好まれたバルトロメウス・スプランゲルの神話画によって、当時のネーデルラントで流行した後期マニエリスム様式の世界を紹介します。
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アントーン・ファン・ダイク 「マリアと福者へルマン・ヨーゼフの神秘の婚約」 |
第2章では、ルーベンスに代表される17世紀のフランドル絵画の名品を展示します。ルーベンスによる輝くような裸体表現の大作「キモンとエフィゲニア」や、ファン・ダイクの代表作のひとつであり、彼の感受性の豊さを示す宗教画「マリアと福者ヘルマン・ヨー ゼフの神秘の婚約」が出品されます。両作とも17世紀のフランドル絵画の特色をよく示しています。貴族の気品を漂わせながらも、冷徹な視点でみずからを見つめたルーベンスの「自画像」は、ウィーン美術史美術館の名品であり、本展を代表する作品のひとつです。
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ヤン・ステーン 「農民の結婚式(騙された花婿)」 |
第3章では、17世紀オランダの多彩な作品を紹介します。高い精神性を達成した歴史画、神話画で知られるレンブラントの「金鎖の首飾りとイヤリングを付けた毛皮の上着の自画像」、「使徒パウロ」、崇高な自然美を繊細なタッチで描いた風景画家ヤーコプ・ファン・ライスダールの「渓流の風景」、教訓的な寓意を含んだ風俗画で知られるヤン・ステーンの「農民の結婚式」などのほか、静物画、海景画、動物画の名品を展観します。
そして、本展のハイライトであるフェルメール「画家のアトリエ(絵画芸術)」。ウィーン美術史美術館の至宝であり、出品作の中でも別格の存在といえます。
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