栄光のオランダ・フランドル絵画展 130周年記念事業 フェルメール「画家のアトリエ」 栄光のオランダ・フランドル絵画展 ウィーン美術史美術館所蔵 ルーベンス、レンブラント、ファン・ダイク…
2004年4月15日(木)〜7月4日(日)東京都美術館・2004年7月17日(土)〜10月11日(月・祝)神戸市立博物館
概要 展示内容 ウィーン美術史美術館 出品作品リスト フェルメール「画家のアトリエ」 ニュース&イベント 図録&グッズ

展示内容

フェルメール「画家のアトリエ(絵画芸術)」
フェルメール
「画家のアトリエ(絵画芸術)」
 本展は、世界屈指の美術館として名高いウィーン美術史美術館から、16・17世紀に黄金時代を迎えたオランダとフランドルの絵画の至宝58点を選りすぐり、一堂に公開するものです。

 特筆すべきは、フェルメール作「画家のアトリエ(絵画芸術)」が日本初公開となることです。フェルメール(1632〜1675年)の作品は、現在知られる限り30点余りしかないという希少性はもとより、精巧な筆致と透明感のある色づかいで世界の美術ファンを魅了しています。本作品は、フェルメール生涯の最高傑作として名高く、美術館外で公開されることはきわめて稀でした。本作品が日本にやって来ることそのものが、“歴史的事件”であるとも言えるでしょう。


16世紀のネーデルラント絵画

ヤン・ブリューゲル(父)「小さい花卉画−陶製壷の−」
ヤン・ブリューゲル(父)
「小さい花卉画−陶製壷の−」
 ネーデルラントとは、ドイツ語で低い土地という意味で、北海に接するフランスとドイツに挟まれた低地地域の呼称です。現在では、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの三国が、この地域に位置します。

 第1章では、16世紀後期と1600年前後の作品が選ばれています。ぺーテル・ブリューゲルの次男ヤン・ブリューゲルの「小さい花卉(かき)画」や「動物の習作」を出品、ルーラント・サフェレィによる「動物を魅惑するオルフェウス」という色彩豊かな写実性の高い動物画も注目されます。また、ハプスブルク家のルドルフU世に好まれたバルトロメウス・スプランゲルの神話画によって、当時のネーデルラントで流行した後期マニエリスム様式の世界を紹介します。



17世紀のフランドル絵画

アントーン・ファン・ダイク「マリアと福者へルマン・ヨーゼフの神秘の婚約」
アントーン・ファン・ダイク
「マリアと福者へルマン・ヨーゼフの神秘の婚約」
 第2章では、ルーベンスに代表される17世紀のフランドル絵画の名品を展示します。ルーベンスによる輝くような裸体表現の大作「キモンとエフィゲニア」や、ファン・ダイクの代表作のひとつであり、彼の感受性の豊さを示す宗教画「マリアと福者ヘルマン・ヨー ゼフの神秘の婚約」が出品されます。両作とも17世紀のフランドル絵画の特色をよく示しています。貴族の気品を漂わせながらも、冷徹な視点でみずからを見つめたルーベンスの「自画像」は、ウィーン美術史美術館の名品であり、本展を代表する作品のひとつです。



17世紀のオランダ絵画

ヤン・ステーン「農民の結婚式(騙された花婿)」
ヤン・ステーン
「農民の結婚式(騙された花婿)」
 第3章では、17世紀オランダの多彩な作品を紹介します。高い精神性を達成した歴史画、神話画で知られるレンブラントの「金鎖の首飾りとイヤリングを付けた毛皮の上着の自画像」、「使徒パウロ」、崇高な自然美を繊細なタッチで描いた風景画家ヤーコプ・ファン・ライスダールの「渓流の風景」、教訓的な寓意を含んだ風俗画で知られるヤン・ステーンの「農民の結婚式」などのほか、静物画、海景画、動物画の名品を展観します。

 そして、本展のハイライトであるフェルメール「画家のアトリエ(絵画芸術)」。ウィーン美術史美術館の至宝であり、出品作の中でも別格の存在といえます。


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