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第47回 入賞・入選作品発表
海外派遣
海外コンテストへの参加
国際学生科学技術博覧会
EUヤングサイエンティストコンテスト
(International Science Fair)
  日本学生科学賞では、科学を志す生徒に国際的な場での交流の機会をと、アメリカの国際学生科学技術博覧会など、海外で開かれている同種のコンクールに上位入賞の生徒を日本代表として派遣しています。派遣対象となるのは、高校の部の個人研究、並びに3人以内の共同研究です。

海外の同年代の研究者たちとの活発な交流が、生徒たちのよき励みになり、また、刺激となることを願っています。

●海外コンテストへの参加
  第55回国際学生科学技術博覧会への参加
  毎年、米国で開催されるintelISEF(国際学生科学技術博覧会)への参加作品として高校の中央入賞作品の中から2、3点を選び(共同研究の場合は3人以内の研究)、同博覧会に研究者を派遣します。
第16回EUヤングサイエンティストコンテストへの参加
  毎年、ヨーロッパで開催されるEUヤングサイエンティストコンテストへの参加作品として高校の中央入賞作品の中から1点を選び、同コンテストに研究者を派遣します。

●国際学生科学技術博覧会
 International Science and Engineering Fair (ISEF)
 

全米50州に加え、世界約50カ国から毎年15〜18歳の参加者約1200名が集まる世界最大の青少年のための科学イベント。ノーベル賞受賞者、フィールズ賞受賞者など世界的科学者を過去の受賞者の中から輩出してします。日本学生科学賞では創設以来、毎年代表を派遣しています。

今年のintelISEFは、オハイオ州のクリーブランドで開催されました。日本からは、「小木津山自然公園の野鳥たち・豊かな生態系の確立に向けて」の研究で内閣総理大臣賞を受賞した益子美由希さん、「液滴検電器の発明・研究」の研究で文部科学大臣賞を受賞した砂子北斗君、そして「トナーパターンによる回折格子の研究」で日本科学未来館賞を受賞した愛媛県立新居浜西高校物理実験部(池田舞さん、神岡なつみさん)の3組が派遣されました。【3人のインタビューへ



クリーブランドコンベンションセンターで行われた今大会にはあいにく、SARSの影響で中国、台湾などは欠席でしたが、31国と4地域から約1400人、1100点の参加がありました。日本代表は、事前の作品チェックも無事通過し、参加登録終了後、自分の作品のディスプレーを組み立てて審査に臨みました。

オープニングセレモニーは、コンサートやダンスなど様々な趣向が凝らされ大いにもりあがり、当初、アメリカのパワーに圧倒されがちだった日本代表も、恒例の各国参加者とのピンバッジの交換を通じて、徐々にその場の雰囲気にもなれ、笑顔がこぼれるようになりました。

日本の学生科学賞のメダルや、日本科学未来館のピンバッヂはとても人気がたかく、いろいろな国の参加者がひっきりなしに交換に訪れ、大勢の人たちと交流ができたようです。


大会日程の後半になると、日本代表も恥ずかしがることもなく、積極的に英語で会話をするようになり、言葉の心配など、どこかに吹き飛んでしまったかのようで、アメリカに着いた時とは全く別人のような彼ら、彼女らがそこにありました。参加者にとって大変意義のある経験になったことと思います。



研究者と通訳だけが入ることを許された審査は、朝から夜まで続き、終了して会場を後にした代表たちはさすがに疲れた様子でしたが、重圧から解放された安堵の表情がそこにはありました。

審査の翌日は、会場は一般に公開され、米国のいたるところから見学者が集まり、大いににぎわいました。小学校低学年から年配者まで科学に直接関係のないさまざまな人たちが個々の研究について、参加者に声をかけ説明を聞く様子は、日本では見られない、科学先進国アメリカの力を見た気がします。

審査発表では、砂子君はアジレントテクノロジー賞、米国物理教育者および米国物理学会名誉賞、コダック賞を受賞、益子さんはテクニカル・コミュニケーション学会賞、そして池田さん、神岡さんの共同研究はコダック賞とISEF物理部門の4位という快挙を成し遂げました。



日本の代表に選ばれてから約4ヶ月間、書類の提出から研究発表の用意、ディスプレイの作成など、すべて英語での指示を理解しながらの準備は本人たちにとってかなり苦労したと思われますが、その苦労もこれらの賞の受賞をはじめ、ISEFに参加して得たことに比べれば小さなことのように思えているに違いありません。

2004年のISEFはオレゴン州ポートランドでの開催になります。

●EUヤングサイエンティストコンテスト
 EU Contest for the Young Scientist
  EU(欧州連合)が主催する自然科学・工学のコンテスト。15歳から20歳の3名以下による研究が対象となっています。EU加盟国の持ち回りで毎年9月下旬に開催されており、EU加盟国だけでなく、東欧諸国、ロシア、イスラエル、アメリカなど約30カ国が参加します。

今年は、ハンガリーのブダペストで開催され、日本代表としてソリューション部門の「コンピュータによるチャイム運用の改善」で入賞した筑波大学附属駒場高等学校の三木繁彰さんらが派遣されます。


 関連サイト
 EUヤングサイエンティストコンテストのHP